デジタルデトックスの概要とメリット・デメリット・実践方法

働き方改革
人材活用
業務効率改善
デジタルデトックスの概要とメリット・デメリット・実践方法

スマホやSNSの利用が当たり前になり、日常生活・ビジネスの両面で手放せなくなる方が増える一方で、あえて一定期間デジタル機器に触れない時間を設けることが大切だとする考え方が登場しています。

デジタルデトックスは、日常的に活用するスマホやパソコンなどのデジタル機器との距離を一定期間離すことでストレスを緩和し、改めてデジタル機器との付き合い方を見直すことを指します。

「せっかく便利なデジタル機器を、あえて手放すとはどういうこと?」

「スマホが使えないなら、どのようにして同僚や家族と連絡を取ればいいの?」

一見簡単にも思われますが、今やあることが当たり前になっているデジタル機器が使えないことで、生じる不安や疑問も少なくないと思います。

この記事では、デジタルデトックスの概要・メリット・デメリットをご紹介したうえで、具体的かつ効果的な取り組み方を解説いたします。

この記事の目次


デジタルデトックスとは?

デジタルデトックスとは?

冒頭でも触れましたが、デジタルデトックスとはデジタル機器と意識的に一定期間距離を保つことです。 ここでいうデジタル機器とは、スマホ・PC・ゲーム機などを指します。 単に電力で動くというだけではなく、インターネットに接続したり、プログラムが組み込まれていたりするなどにより、多機能かつ個人的な嗜好性を強く満たす機器を指すケースが一般的です。 例えば、スマホの場合にはSNS・インターネットサーフィン・各種アプリなど、娯楽性・執着性の強い機能やプラットフォームが数多く搭載されています。

デジタルデトックスのメリット

デジタルデトックスのメリット

せっかくの利便性を、一定期間とはいえあえて手放すという考え方が存在するのは、デジタルデトックスによって確かなメリットが期待できるためです。 この章では、デジタルデトックスに取り組むことによる具体的なメリットを3点ご紹介します。

2-1.有意義に利用できる時間が増える

一つ目のメリットはとてもシンプルで、デジタル機器から離れることにより自由に利用できる時間が増えるためです。 MMD研究所の2020年の調査結果によると、ユーザーが1日にスマホを使用する時間は以下のとおりです。 ・30分未満  2.7% ・30~60分  6.3% ・1~2時間  16.3% ・2~3時間  19.2% ・3~4時間  16.6% ・4~5時間  12.4% ・5時間以上  26.5% 上記のように、スマートフォンだけを取り上げても多くのユーザーが時間を取られていることがわかります。 これらの時間に作業や勉強をおこなえば、個人としての生産性を高められます。

2-2.不要なツールやアプリの見直しにつながる

スマホなどのデバイスに触れる時間が短くなると、必要性あるいは娯楽性の高いご自身にとって効率的にアプリを使用するようになります。 その結果、何か月もアクセスしないアプリやwebサイトが見つけられます。 このように利用を少し制限するだけで利用頻度が劇的に下がるアプリはそもそも必要性がなく、削除しても問題ない可能性が高いです。

2-3.心身ともに健康的な生活につながる

デジタルデトックスをすることで、健康面へのメリットも多く存在します。 ・夜遅い時間に液晶画面を見ていると、ブルーライトのために眠りの質が悪くなる ・SNSの依存性により、精神的に疲れる 上記のようにデジタルデバイスに没入する時間が長くなると、心身の健康に影響が懸念されます。 デジタルデトックスにより物理的にデジタル機器にふれないことで、これらのリスク要因を除去することにもつながります。

デジタルデトックスのデメリット・注意点

デジタルデトックスのデメリット・注意点

デジタルデトックスを実践する前に、リスクとなりうる点を把握しておく必要があります。 この章では、デジタルデトックスの3つのデメリット・リスクをご紹介します。

3-1.コミュニケーションに不自由が生じる

スマートフォンやタブレット端末を使用できない状態にした場合に、最も大きな懸念点となるのはコミュニケーションの問題です。 特にビジネスでは緊急性の高い連絡が入ることも多く、迅速なレスポンスができないことにより信頼感が大きく損なわれたり、ハードなクレームに発展したりするリスクがあります。 距離を置くことで大きな問題に発展してしまっては本末転倒ですので、無理のない範囲で行うことをおすすめします。

3-2.遠出しづらくなる

スマホの電話やメッセージの機能が利用できなくても、ビジネスフォンやご家庭の電話でコミュニケーションを取れるという方もいらっしゃると思います。 自宅やオフィスからあまり離れない方の場合は、それでも不都合を感じないかもしれません。 しかし、外出時には固定電話でコミュニケーションが取れなくなるため、長時間の外出や遠出が難しくなる可能性があります。

3-3.長続きしない

デジタルデトックスは継続するのが難しい取り組みでもあります。 なぜなら、SNSやデジタルゲームには元々中毒性があるためです。 生産性の向上や集中力の維持などの目標を掲げたとしても、よほど強い信念がなければデジタルデトックスの継続は困難です。 そして、デジタルデトックスは長期的に取り組まなければ、得られるメリットも大きくありません。

デジタルデトックスを実践する方法

デジタルデトックスを実践する方法

スマホやゲームへの依存から脱却するためには、単に強い意志をもつだけではなくやり方を工夫することが大切です。 この章では、デジタルデトックス実践のための具体的な取り組み方法を3つご紹介します。

4-1.アプリを利用する

スマホによってどうしても集中力が阻害される方は、アプリで利用の制限をかけることでデジタルデトックスを実践できます。 例えば「Digital Detox スクリーンオフ、ライフオン」を利用すると、アプリの利用を一定期間ストップできます。 ご都合に合わせて利用不可時間を設定できる(最大30日まで)点や、緊急時には5分間のみ利用が可能である点などにより、細やかでなおかつ強力な設定が可能です。

4-2.デジタルデバイスを使用する条件・ルールを設定する

ルールによって、デジタルデバイス使用不可の強制力を強くする方法もあります。 ・時間 ・場所 ・条件 上記を明確に指定することで、つい目的もなくスマホやゲームをしてしまうきっかけを制限できます。 ルールを同僚や家族と共有すると、より強制力を高められます。

4-3. タイムロッキングコンテナを利用する

タイムロッキングコンテナとは、設定した時間がくるまでは絶対に開かない小さなボックスのことです。 タイムロッキングコンテナに、スマートフォンやゲーム機のリモコンなどを入れておくと、設定時間が満了するまでスマホやゲーム機を操作できなくなってしまいます。 複数の種類があり、種類によって対応の機器が異なるため、購入前に仕様を詳しくチェックしてください。

まとめ

デジタルツールの利便性が高まれば高まるほど、依存しないようにするための対策も必要です。 デジタルデトックスは、デジタルツールからあえて距離をとることで、デジタルデバイスへの依存を防ぐという考え方です。 生産性向上をはじめとした多くのメリットがある反面、よほどの決意を持って臨むかやり方を工夫するかのいずれかでなければ、継続が難しい面があります。 極端に距離を置くことで大きな問題に発展しては元も子もないので、まずは短い期間で少しずつデジタル機器を使用しない時間をつくるところから始めてみることをおすすめします。 デジタルデトックスによってストレスの軽減だけでなく、新たな発見に気付けるかもしれません。

ビジネス向けSNS JANDI 新規登録無料
カンタン操作でラクラク運用 業務効率化・ペーパーレス化のタイムカード勤怠管理アプリ・VWS勤怠

資料請求

VWSシリーズの無料資料請求はこちら

お問い合わせ

VWSシリーズに関するお問い合わせ等はこちら